■年末の恒例行事、栗きんとん作りも恙なく終了。行事というよりもはや儀式と呼んでもよいかもしれない。今回は例年になく見事に仕上がったので、きっと来年は良い年になるに違いない。信じる者は救われる。
■つらつら一年を振り返るに、いろいろなことがあった。健康面は些か不調だったとはいえ、それ以外ではそれなりに収穫もあり、人脈も広がった。来年も「愛と笑いと大さじ一杯の毒」をモットーに精進する所存。皆さまにとっても来年が素晴らしき年となりますように。
■美容院へ行くため久々の外出。タートルネックのセーターやマフラーなどが欠かせない季節なので、襟足がもたつかないようにいつもより軽めに仕上げてもらう。これで気持ちよく年が越せるというものだ。
■ここ数日、「教養」ということについてガラにもなくあれこれ考えていたのだが、田辺聖子の
こんな文章に出会って我が意を得たりという気分になる。
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・・・しかし、教養というものは、まわりくどいものなのだ。いつ役にたつかわからない。そういうものの積み重ねで、気の遠くなるほどの長い時間と人生の滴りが、人間の裡なる壷に落ち、貯められてゆくものだ。それを教養というのだ。外国語みたいに目にみえて進歩する、というものではないから速効性のコーヤクばかり貼りたがる現代の若者にはまどろこしいであろうが、オトナまで彼らに媚びてはしょうがない。
---そうだ、そうなのだ。たとえば、古典文学に親しんでいる人間が近現代文学の作品を読むと、しばしば「ああ、これは"浮舟"のモチーフだ」「生田川伝説がこんなところに!」といった発見をして嬉しくなることがある。「罠」を見抜けた嬉しさとでも言おうか。これはなにも芥川や谷崎そして三島といった「古典に造詣が深い」と言われている作家に限ったことではない。
■だが、悲しいかな、近現代文学を専攻している院生たち(に限らず?)はそういった古典への目配りがほとんどできていない。明治・大正といわず、たかだか数十年前の人たちにとっても古典文学はすこぶる身近な教養、というか常識であったはず。
この本を引き合いに出すまでもなく、近現代文学を研究する人こそ古典をしっかり身につけておく必要があるのだ。そう、「古典が苦手なので近代文学を選びました」なんて言い訳は、卒論レベルでしか通用しないってこと(笑)。
■さるお方から「夜なべ仕事の友に」と手編みの毛糸帽を頂戴して大いに感動、そして恐縮。この写真はあまり色味が綺麗に出ていないのだが、私の好きなパープルのグラデーションで、見るからに暖かそう。もちろん保温効果バツグン!私自身はからっきし不器用で家庭科の授業が苦痛でたまらなかったタイプの人間なので、こういうものをちゃっちゃっと編めてしまう人を羨ましく思うし、そして心から尊敬してしまう。ありがとうございました。
■引き続き仕事がらみの読書。さりげなく散りばめられた言葉の数々から今更ながら作者の教養の深さがしのばれ、こりゃかなわないやと舌を巻く。古来、引歌・本歌取りや本説取りはデフォルトの教養を共有する者同士の文化。だが、これを読む大多数の人たちには作者が仕掛けた罠は見過ごされているに違いない。「無教養」な時代の宿命とはいえ、それを思うとちょっと寂しい気持ちにもなるのであった。
■引き続き作業。作品中に引用されている漢詩句の出典を確認しながら読み進めていく。ネットではさまざまな索引類が公開されているのでこの手の作業はお手の物のはずだったのだが、予想以上に手間取って漢字の眺めすぎで目がしょぼしょぼ。こんなに漢詩の引用多かったっけ?しかも『白氏文集』や『和漢朗詠集』レベルのものはひとつもなく、『詩経』『文選』『楽府』そして『楚辞』・・・いかに作者が漢籍に日頃から馴れ親しんでいたかということに驚かされる。初めてこの作品を読んだ20年前にはそんなことには全く気が回らず、単なる王朝ロマン文学だと思っていたのだが。嗚呼、昔は物を思はざりけり。
■Bk1で前日の晩に注文した本三冊がもう手元に届く。まるっきり自分の専門外のジャンルにいきなり20,000円近くの投資というのは正直な話とても痛いが、急いでいる時にはこういうサービスは本当にありがたい。早速一冊読了。うーむ、なんとなくもやもやとしたモノが頭の中に浮かんではきたものの、はっきりとした形になるにはほど遠い。本当はこの作者の文章は趣味で読むのに留めておきたいところ。論文のネタを探して読むなんて無粋な読み方はしたくないのだけど。
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■長々と抱えていた仕事を一つ終え、とりまとめ役の某氏にメールで送信。これでひとまず年は越せそうだ。我ながら投げ出さずによくぞ頑張ったものよと悦に入っていたら、「ファイルサイズが大きすぎて受信できないよ!」とのエラーメッセージと共にメールが突っ返されてきて気勢をそがれる。ヤケになって膨大なファイルを何度かに分けて送信。これでキミともお別れだ。さようならー。
■一難去ってまた一難。少し手を付けたきり放置してある別の仕事に早速とりかからねばならないのだが、今ひとつ気が乗らない。さりとて遊んでいるわけにもいかないので、現実逃避で2月半ば〆切の原稿のための文献読み・・・という名の読書。久しぶりに読むといろいろな発見があるものだ。本説からの逸脱、漢詩文の引用がもたらす効果、論文のネタはいくらでも見つかりそうな予感。気をよくして別の文献を何冊か注文。年内に一通り読み込んで、もう少し問題点を絞り込んでおきたいところ。
■そんなこんなで多少身軽になったので、ようやく美容院に予約が入れられた。年を越さなくて良かった。二ヶ月なんてあっという間だね。
■ちょっと気が早いかなとも思ったけれど、テンプレートを新春風に替えてみた。プラグイン非対応なのが玉に瑕。今までメールフォームを置いてあってもほとんど使われることはなかったから、まあいいか(笑)。
■久しぶりに香などたいてみる。さる子細あって松栄堂にお邪魔した学生のお土産だ。しばらく前までは京都に行くたびに松栄堂で香を買い求め、東京に戻ってから薫らせて楽しむぐらいの余裕もあったのだが、忙しさにかまけてここ2年ほどはすっかりご無沙汰。大和撫子がこんなことではいけない。せめて気分だけでも雅びな生活を目指さなくては。
■ちなみに、写真の背景にちらっと見えているのは琴。大学時代にバイト代はたいて買った(10数万したはず)のだけど、悲しいかな、現在の我が家には立てかけた琴を横にするだけのスペースはどこにもないのであった。合掌。
■それにしても、引き籠もり生活のなんと快適なことよ!世間は私のことを根っからの三枚目キャラだと思っているだろうけれど、それはあくまでも仕事用の仮面。望まれるような演技をし続けていると疲労も溜まってくるのだよ。私に限らず、大勢の人と接する職業の人には多かれ少なかれそういうところがあるはず。そうじゃない?
■思いついたら吉日で、ちょっとクリスマスらしい気分を出してみる。一年に一度しか出番のない人たちだもの、虫干しも兼ねて飾ってやらなくてはね。部屋がとっ散らかっているのはこの際見なかったことにしていただければこれ幸い。
■懸案事項の年賀状書きもひとまず峠を越えた。やれやれ。年々手抜きになっているのが不本意ではあるけれど、こんな雑用まみれの現状では「参加することに意義がある」というスタンスでいくしかないのであった。
■大学での仕事も年内は終了。これでしばらく引き籠もり生活を謳歌できる。例年この時期は相方とお互いのプレゼントを買いに行き、その後ちょっと美味しい物を食べに行くことになっているので、今年もそのしきたりを守るべく、二子玉へ足を運ぶ。
■クリスマスの華やいだ雰囲気に物欲が思い切り刺激されてあれもこれも欲しくなるけれど、ぐっと我慢。自分では買わない小洒落たデザインの帽子(皇室風?)と手袋を「おねだり」し、相方にはBurberryの長財布と小銭入れをゲット。なんせ、今使っている財布が見るも無残な有様なのだ。だってほら、これだもの。
■つつがなく買い物を終え、今年最後の整体。アシスタントのMくんが夜中に終電を逃した彼女からの電話で迎えに呼び出され、自分がTシャツにトランクス姿で車を運転していることに気がつき愕然とした話など聞き笑い納め(違)。行きつけのトラットリアでおいしいディナーに舌鼓を打つ。予約しておいたらこんなメニューまで用意しておいてくれたのだった。さすがオーナー、マメですな。

そんでもってこれが、タラバガニのM字開脚。

これはトスカーナ地方のお菓子、ズコット。聖職者の帽子に似ていることからこの名前がついたそうな。ラム酒の効いたクリームが相当美味。
■というわけで、今年の年中行事は大晦日のジルベスターコンサートを除いて全て終了。あと一週間、ひたすら仕事を片付けなくては。働け、働け。
■一仕事終えてから、某学外委員会へ駆けつける。送付されていた資料を見る限り「・・・ううむ、こいつは」と首を傾げざるを得ないような内容だと思われるのだが、なんせわたしゃこの中で一番の若輩者。果たして他の委員諸兄はどうお考えなのか、ちょっと気になるところではある。
■三々五々委員が集まってくる。「仏のイノウエ」の異名を取るイノウエ氏、挨拶もそこそこに「かづらきさん、あの書類読んでどう思われた?」と心底困った顔。「あれはちょっとマズイんじゃないですか?」「ねー。ボクもそう思うんだ」・・・ああ、やっぱり。クドウ氏に至っては真顔で「あの議案をどうしても通すつもりなら、私は委員を降ります」とのたまう始末。委員会としての見識を問われることになるのだから、確かにたまったものではない。
■事務方も「いや、これはちょっと予想していなかった事態でして」と苦笑い。いや、笑っている場合じゃないんですけど。ということで、委員会としてはちょっと前例のない判断を下すことになったのであった。これからどういう展開になるのか、誰にも予測が付かない状況。そもそもあんな制度を導入するのは無理だってことなのだ。それを先方に気づかせるためには、これぐらい厳しい判断を下しておいたほうが良いのかもしれない。
■もう一踏ん張りで今年のオツトメも終了・・・のはずだが、それにしても大学に拘束される時間が長すぎる。研究室でこっそり仕事をしていても、各方面から確認や督促の電話がかかってきたり、つまらないことを「お尋ね」にいらっしゃる御仁がいたり、甚だ落ち着かない。こんなことなら今日明日ぐらいは休講にしておけばよかったと後悔しきりなのであった。
■しかも私は徹夜ができない身体。世間では完徹だとか2時間睡眠で出勤とかいった「剛の者」も少なくないらしいけれど、5時半起き・三文の徳がデフォルトの私は、平日に午前2時3時まで仕事をするなんてこと、絶対無理。つくづく追い込みが効かないタイプだよなあ、と今更ながらしょんぼり。
■先週末が病気その他でつぶれたのに加え、今週は休みなしで出勤しなくてはならず、抱えている仕事が一向に片付かない。明日は本当なら重役出勤で良かったはずなのに、手の掛かるコマッタちゃんズのおかげで午前中から詰めていなくてはならない羽目になり、内心おかんむりなのであった。ああ、無事に金曜日を迎えられるかしら。
■頭の中お花畑の某御仁の職務怠慢問題がくの一からのタレコミにより判明。私は冷たい人間なのでそんなヒトのことはどうでもいいのだが、痛い、そいつぁあまりに痛すぎる。被害者各位、ご愁傷様。
■本当はもう一日ぐらいおとなしく休んでいたいところだったのだが、よんどころない理由でさる集まりへ顔を出さねばならない。雪が降りそうな寒さ。これでまた風邪がぶり返したら大変なので、ババシャツその他ばっちり着込み、ホカロンもベタベタ貼って出陣。相方には「そんな格好で・・・。もし誰かと間違いでもあったらどーするの?」と呆れられるが、メンツをざっと思い浮かべてもそんな可能性これっぽっちもない。心配ご無用!
■そんなこんなで会場到着。こういうイベントに顔を出さなくなってから久しいため、場違いな感じはどうしても否めない。あまりに所在なく居心地が悪いので、知った顔を見付けては「お久しぶり」とご挨拶。その一方で「かづらぎ先生、今度○×に書いていただけますか?」と某所から仕事の依頼を受けたり、はてさて私は一体何しに行ったのやら(答:ネタを探しに)。
■丸一日寝て過ごした甲斐あって今日は普通に起きあがれるようになり、普通に固形物も食べられるようになった。この食いしん坊な私に、お腹が空かないなんてことがあっていいはずないじゃない(笑)。とまれ、食欲さえ出てくれば回復したも同然だ。
■起きあがれるようになったとはいえ、頭が半病人(というか気力が半人前)ゆえ本格的な仕事はミスが怖くて出来ない。とりあえず非常勤先の次年度用シラバス作成と学生たちへの課題作りでウォーミングアップ。シラバスの方は今年度本務校用に書いたものに若干手を加えてアップして一丁上がり。課題の方もある程度は考えてあったので、それを「らしく」仕上げて完了。
■おっと!そういえば、英語の論文を一本読まなくてはいけないんだっけ。大学時代に愛用していた英和辞書は何処に?まずそれを発掘しないと。今度は知恵熱が出そうだな。
■朝イチで出勤し、講義と諸々の雑用を片付けて、その後ベルトコンベアー式に十数名と面接。中に一人、思わず絶句してしまうようなことを平気でのたまうコマッタちゃんがいて、さあてコイツをどうしたものかと頭を抱える。勿論「お引き取り願う」以外にないのだが、私個人の判断で処理するのは責任が重すぎるのだ。
■この事案に関して関係者数名でオトナの話し合いをしたあと、疲労困憊して帰宅。何か胃の辺りに変なモノが飛びこんだ感じがするぞ?と不審に思っていたのだが、次第にその「変なモノ」が大きくなり、突如猛烈な吐き気に襲われ(以下自粛)。すっからかんになった後、這々の体でベッドに倒れ込んでひたすら寝る。腹をくくって丸一日病人モードで過ごしたので、ずいぶん回復したけれど、実は無駄にした一日の代償は大きいのであった。しくしく。
■恩師に慶び事があったので、善は急げで花を贈る。胡蝶蘭の類はどうせ他から届くだろうから、わざとはずしてフレンチテイストの華やかなアレンジメントをチョイス。私の愛を受け止めてくださるかしら(笑)。
■なんてふざけたことを言っているが、学部・院生時代の私にとってはそりゃもう恐れ多くて近寄りがたい存在だった。院に進学した段階で「ボクはキミのやっていることはわからないからね」と申し渡されていたので余計。臆せずお側近くに寄れるようになったのは、ここ数年のことだろうか。師匠も昔よりずいぶん丸くなられたと思うけれど、こちらも多少なりとも成長したということなのかもしれない。この年になって漸く「親」の愛を感じられるようになったという感じ。それもまた嬉しからずや。
■いよいよ街がクリスマス一色に染まってきた。師走のせわしなさはさておき、こういう華やいだ雰囲気は決して嫌いではない。
■あれは20世紀のことだったか、「イブに小洒落たイタリアンのお店でディナーを食べる」というベタなイベントを敢行したのだが、これがとんだ大失敗。隣の若いカップル(おそらく大学生)が「世界は二人のためにあるの」状態で見つめ合い、挙げ句「手が冷たぁい」「暖めてあげる」など素面で聞いていられないような決めゼリフまで飛び出す始末。笑いをかみ殺すのが精一杯で、料理の味なんぞ覚えていない。ある意味思い出深いクリスマスイブ。
■先日、馴染みのトラットリアでイケメンながら子煩悩な店長に「お子さんはまだサンタクロースを信じてますか?」と尋ねたところ、曰く「ウチは仏教系の幼稚園だから、クリスマスじゃなくてお花祭りなんですよ。クリスマスプレゼントは一緒に買いに行きますけどね」と。パパはクリスマス前後が稼ぎ時なのに、お子たちはお花祭りですか(笑)。いかにも日本的でいとをかし。



■想像の斜め上を行く展開に思わず絶句。キーワードは「新しき都」「カニ」「ウマ」「どっかーん」比較のための参考資料も一緒にお示しいたしますわよ。
上:「源義経」(昭和41年)での緒方拳の迫真の立ち往生。
中1:「義経」でのマツケン人形の立ち往生。
中2:義経の最期と共に光線を発する持仏堂。
下:そして義経は白馬になり、「新しき国」を求めモンゴルへ飛んでゆきましたとさ。どっとはらい。
■さるお祝いの会に出席。会場を見渡せばほとんど知った顔ばかりで、なんだか里帰りみたいだなあとしみじみ。その一方、自分がこういった場で「若い人」にカテゴライズされない年回りになってしまったという厳しい現実に直面したりもして。
■挨拶をした理事長@恩師が、文学研究を取り巻く厳しい現状について言及し、「文学が蔑ろにされる今の世の中を見ていると、世界がどんどん貧しくなっていくような気がしてならない」と懸念を表明。「文武両道」でバランスが取れていたはずのところからどんどん「文」が抜け落ちていく。なんと恐ろしいこと。
■歓談タイムでは、本日の主役である若い男子たちをつかまえて有無を言わせずツーショットを撮ってもらう。セクハラオヤジモード全開だ。ふと見れば、我が師匠は一眼レフデジカメを何食わぬ顔で携えながら会場内をぶらぶら歩き回り、自然なスナップを撮ろうと頑張っているご様子。・・・なのだが、「先生、すごく怪しげじゃない?」「あれじゃ盗撮しているみたいですよね」と妹分と爆笑。あんな挙動不審なカメラマンはいませんって。
■果敢にも挑戦を申し出た〈頼政〉の稽古も3回め。稽古に行く前にざっと浚っておいたので、多少は余裕を持って師匠の謡を聞くことができたとはいえ、それでも悪戦苦闘。後から来たベテランのおじさま、人の稽古を聞きながら一緒に口ずさんでいる。あのー。それはやめていただきたいんですけど。
■俗に「難所ブシ」と呼ばれる「さすが難所の大河なれば」云々のくだりは、前々から言われていた通りアタリが難しい。オサエの指示がある文字自体は何もせず、その前の文字でハネて(私の頭の中ではπの字のイメージ)相対的にオサエる というのは頭ではわかるのだが、実際に謡うとなるとなかなか思うに任せず。ううむ。要復習。
■演習で輪読しているテキストで
八卦占いに関する記述あり。易に心得のある人ならこの部分をもっとクリアに解釈できるのだろうし、ひいては作者の教養の程度を知る手がかりにもなるのだが。こういう隔靴掻痒感はなんとももどかしい。
■学生から「コワイモノミタサで自称宗家な人のビデオがすっごく見てみたいんですけど」とのリクエストあり。ううむ、また難しいことを。あいにく私の手元には彼の舞台の録画ビデオなど一本もないので、困ったときのアマゾン頼み。そそくさと検索してみたのだが、
こんなラインナップしか出てこないではないか。Signal・・・あったねーそんな曲。
■半ばヤケになって、今度はヤフオクで検索。そしたら
こんなのヒットしましたよ。誰か行きます?ご一緒に(笑)。
■寒さに弱いワタクシにとって、厚手のセーターが手放せない厳しい季節となった。この上にコートを羽織ると腕がぱつんぱつんになってしまうので、思い立ってマントコートを購入。もうちょっとこのマントの丈が長ければなんちゃってメーテルだ。私はロングヘアじゃないし、鉄郎もいないけど。
■にしても。朝イチで出勤し、まるまる半日大学に拘束される。そんな毎日が続く今日この頃。早い時間帯に授業を入れたのは、こんな雑用のためではなかったはずなのに。おっかしーなー。
■またもや不毛な会議。「物言えば唇寒し」を地でいくコマッタちゃんなS.N先生が正義面してまたまた物議を醸す発言。そしてそれに触発もとい挑発されて挙手する人数多。私の隣でその一部始終をを聞いていたK.T先生、ぼそっと「S.Nさん個人に関していえば、あんな文句を言っている暇があれば、自分で本を買えばいいだけでしょうよ。あの発言自体が非常識だと思うけど?」とぼそり。まこと仰せの通り。思わず吹き出してしまったよ。
■自分のできるところまで責任を持ってやるしかないので、終日ひたすら翻刻作業。ボリュームのあるものを最後まで残しておいたのが悔やまれる。賽の河原で石を積み上げるようなところなきにしもあらずだが、多少なりとも発見があるだけまだ救われる。あと一本は今日中に仕上げられるかな・・・というか仕上げねば。
■でーろん審査の御礼参り(違)にN先生が来訪。「他分野からのコメントはとても参考になった。学生にも良い勉強になったと思う」などとヨイショをひとしきりしたところで、とある史料の紙焼本をどーんと私のデスクに置き、「どうです、新年度から院生たちと一緒に読みませんか?お互い関心が違うから、逆に面白いと思うんですけど」といきなりナンパ。そうか、そう来たか。破損が甚だしく読みづらそうなのだが、ここで逃げては女がすたる。もちろんお受けいたしますよ。
■ってなわけで、こうやってどんどん自分の首を絞めていく羽目になるのであった。・・・負けないもん(寒空を見上げながら)。
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■来年度の演習用にとある影印本のテキストを図書館経由で注文したところ、届けられたテキストはなぜか表紙に汚レ有リ。こんな汚い本を出版社から送ってくるなんて・・・と訝しく思いながらざっと目を通してみたところ、解説部分に赤鉛筆で傍線が引いてあるではないか。おまけに裏見返しには「○×書房」という古書店シールが。え、私に何のことわりもなく古書店から購入したの?なんだか納得がいかないんですけど。
■そろそろやるべき事をやっておかないと不安なので、ネットで発見した日祝オッケイなクリニックへインフルエンザの予防接種を受けに行く。ここ、私の家からはちょっと遠いし、本業は皮膚科らしいのだけど、そんなことを気にしてもいられない。同じことを考えている勤め人が三々五々やって来て、待合室は大にぎわい。ちょい
滝川クリステル似の受付嬢もあまりの人数の多さにテンパり気味でお気の毒。
■問診票に書かれている住所を見た若い先生は「え、わざわざここまで?」と不審そう。今までどこで予防接種を受けてもそんなこと聞かれたためしはなかったよ。あなた射つ人・私射たれる人。私がどこに住んでいようが関係なかろうに・・・と思いながらも「うちの近所には日曜やっているクリニックがないものですから」とにっこりお返事。二言三言世間話をして、あっちゅーまに注射終了。本当はちょっと片付けたい用事もあったのだが、あまりの寒さ&冷たい雨に耐えかねて、さっさと退散。ああ、冬眠している間に春になってしまえばいいのに。

■最近出張づいている相方、今日はシーズンオフに突入しかかった神護寺へ。いいなあ、紅葉。
■私はといえば、でーろん審査会に駆り出されてしばしお付き合い。いささか畑違いとはいいながら、個人的には興味深いテーマでたいへん勉強になった。これホント。
■学外審査委員として招聘されたY氏は昔私がでーろんを纏める際にしこたま御著書を拝読した思い出の人。柔和な雰囲気がなんとも素敵なお方であった。会議終了後、同僚(♂)と「Y先生ってカッコイイですよねー」「実際にああいうことやってるんだ!ちょっと見てみたいなー」とミーハー丸出しの会話。でもまあ、その昔から僧侶は知識人階級の代表(ある意味スター)だったということを思えば、我々のリアクションも宜なるかな。1000年経っても変わらないものは確かにある(笑)。
■午後は会議三昧の長い長い一日。師走の始まりに相応しい。会議Aでもたもたしていてその場を逃げそびれたのが運の尽き。身柄を拘束され、ここしばらく続いているまことに不毛な論争に巻き込まれる羽目になる。嗚呼。30分ぐらいは休んでから会議Bに臨みたかったのに。
■当初の予定を30分以上オーバーしているのに一向に終わる気配がないので、同僚のI先生と示し合わせて抜け出す。疲労と怒りのあまりつい口が滑って「もう、なんであんなに頭が悪いんでしょうね?」と暴言を吐き、一瞬「わ、やっちまった!」と焦るが、I先生も「本当に。問題になっていることがまるで理解できていないんだから」と大きく頷いている。この調子だと来週の教授会も荒れることは必至だな。
■会議Bも殊の外長丁場。一人で「私が○×しなくちゃ」と一切合切抱え込んでしまいたがるタイプの人間というのはどこにでもいるものだが、そういう輩は往々にして自滅する。こちらは少しでも彼女の負担を軽くしようと提案しているのに、それを頑として受け入れようとしないのだから。自己犠牲に酔いしれる夕鶴ごっこもほどほどに。